大人気海外ドラマ「セックスアンドザシティー(以下ＳＡＴＣ)」。このドラマでは結婚式のシーンが何回も出てきます。

そして、その全ての結婚式において夢を形にしているのです。「結婚式なら絶対にこうしたい！」という夢や、「私たちはこのくらいの結婚式で良い！」という確固たる主張があり、人の事などは気にせず一生に一度の結婚式として最大限に楽しんでいます。

今回はこのＳＡＴＣの結婚式についてご紹介したいと思います。

キャリーの結婚式

キャリーの結婚式は世の中では「伝説の結婚式」と言われていてドレス迷子の花嫁が観る映画、不動のNo.1です。

キャリーはニューヨークでは超有名なライター。オフィシャルサイトで確認したら「セックス・コラムニスト」という職業だそうです。VOGUEに記事を書いていたり、書いた本がベストセラーになっていたり、誰もが憧れる成功を収めています。

キャリーはビッグという男性とお付き合いしていましたが、ビッグは若いお嬢様と結婚してしまいひどく傷つきます。

もう若くはないけど人生を楽しむというのが大きなポイントでもあるＳＡＴＣでは、こうした出来事から復活し、より幸せになる！というのが魅力の一つです。

ビッグと別れたあと、エイダンという男性に出会い再び大恋愛するも破局。

そして、若いお嬢様と離婚したビッグと再び結ばれて結婚。

というのがキャリーの恋愛。伝説の結婚式はこのやっと結ばれたビッグとの結婚式の事なのです。

結婚が決まり「二人で生きていければそれだけで良い」という考えのビッグ。

しかし、社会的地位もあり成功者でもあるキャリーは、VOGUEの「ウェディング年齢別特集」で40代を担当することに…しかも花嫁としてウェディングドレスを着て…。

そしていろいろなウェディングドレスを着たことにより、気持ちが高まっていくキャリー。最初はビッグと同じ考えだったキャリーですが、結婚式も特集されるということでこれ以上ない結婚式を計画することに。

ビッグ「2人の式だと言ってくれ！」

この言葉だけあれば良かったんです。

勝手に進んでいく豪華な結婚式の準備。ビッグはついに結婚式当日にドタキャンをしてしまいます！

キャリーはビッグに裏切られただけではなく、世間的にも一生の恥をさらしてしまったのです。

でもいろいろあり(是非観てください)、結果的には仲の良い友人だけを集めていつものレストランで結婚式に代わる食事会をしておめでとうでハッピーエンド。

これが伝説の結婚式一連のストーリーです。

何故、伝説の結婚式と言われているの？

キャリーは結婚式を挙げていないのです。でも伝説の結婚式といわれているのにはワケがあります。

1.二人の共有の大切さ

キャリーの結婚式で最も重要なポイントでもあるビッグとの価値観の違い。結婚式、ひいてはその後の結婚生活における価値観の共有やズレが見事に描かれています。

実際の結婚式に置き換えても、新郎が取り残されてしまって「好きにすれば良いよ」と花嫁に対しての優しさか戸惑いか分からないような状況になってきてしまう事が多々あります。

ビッグもキャリーも一緒にいられるだけでいいという事に違いはなかったはず。それでも結婚式をキッカケにすれ違ってきてしまうのは残念で仕方ありませんよね。

そういった歩幅を合わせる重要さをこれほど表現しているストーリーはありません。

2.ハイブランドドレスの試着

VOGUEのウェディング特集で、キャリーはハイブランドのクチュールドレスを沢山着ることが出来ました。撮影をしながら試着が出来たワケです。

もしハイブランドの新作ドレスを試着しようと思った場合、全国の取扱店に何か所も試着しに行かなければなりませんが、キャリーはその場で次から次へと新作ドレスを着ることが出来ています。

まさにプリンセス扱いをされているんです！

また、この撮影後にはヴィヴィアン・ウェストウッドのドレスをヴィヴィアン自らがキャリーにプレゼントしています。残念ながらビッグにドタキャンされてしまったキャリーですが、このヴィヴィアン・ウェストウッドのドレスは世界各国で大ブームとなりました。

3.友人の大切さ

結婚が決まってからのみんなからの祝福やさまざまな意見。結婚式をドタキャンされたキャリーへのみんなの気遣いや優しさ。そして再びビッグと結ばれたキャリーへの祝福。

シャーロット、サマンサ、ミランダのリアルな意見や反応がＳＡＴＣの魅力でもあり、プレ花嫁は自分の友人と照らし合わせて考える事も出来るんです。

キャリーが着た素敵なドレスたち

Vera Wang(ヴェラウォン)

Oscar De La Renta(オスカー・デラ・レンタ)

Christian Dior(クリスチャン・ディオール)

Christian Lacroix(クリスチャン・ラクロワ)

Lanvin(ランバン)

Vivienne Westwood(ヴィヴィアン・ウェストウッド)

まとめ

今回は私も大好きなキャリーの伝説の結婚式についてお話させて頂きましたが、最上の結婚式ってやっぱり素敵ですね！まさに先日お話をさせて頂いた「王道ウェディング」を叶える為にも一度は観てほしい映画です。キャリーのウェディングはトレンド最先端ですが、こちらの記事も参考になると思います。

≫≫王道ウェディングとは？トレンドを追わないスタイル。

実はわたくしはもう一つ好きなシーンがあります。それは、アンソニーの結婚式！アンソニーはゲイのウェディングプランナーです。キャリーの親友であるスタンフォードと同性婚をして結婚式を挙げるのですが、そのシーンで大好きなのは愛を誓うシーン。

アンソニーはとっても素敵な事を言います。

「一目ぼれじゃなかった。でも愛が生まれた。あなたはありのままの私を初めて受け入れてくれた。」

私はこの言葉が大好きで、恋愛気分だけではなく「この人を選んだ」という気持ちが伝わってきます。

実はアンソニー役のマリオ・カント―ネは実際にゲイで同性婚をしました。そしてミランダも同性愛者で2012年に同性婚をしたことも有名です。

結婚のカタチ、愛のカタチは自分で決められる世の中って素晴らしいですね！キャリーも自分のウェディングスタイルを求めました。

プレ花嫁の皆さんも、こんな素敵な人々のように一生に一度の結婚式を楽しんでくださいね！


WISE WEDDING
コーディネーター 髙木

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