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大正天皇が今の神前結婚式を初めて取り入れた。
スタッフブログ知っておきたい | 2019.11.18
出典/cosmos.moo.jp


令和天皇となられた現在の天皇陛下。天皇家にはさまざまな儀式があり、それをすべて把握しているのはごくわずかな人たちだけなんだそうですね。

そのような一般の人では立ち入ることが出来ない儀式の数々…そんな決まりの中にあって新たな結婚式を行った天皇がいらっしゃいました。

大正天皇(ご結婚当時は皇太子さま)です。

明治時代以前も婚姻に際しての儀式はおこなわれていましたが、「神前結婚式」という形式が明確となり、一般的に広まったのは1900年(明治33年)におこなわれた皇太子(後の大正天皇)の結婚の儀がきっかけです。
正装した男女が皇居にある宮中三殿に拝礼し、神の前で夫婦の誓いを立てた結婚の儀は社会的にも大きな反響を呼び、同様の神前結婚式を望む声が国民からあがりました。

≫≫神前式とは?


天皇の歴史上、「最も人間らしい」ともいわれている大正天皇。人気のあった大正天皇にあやかりたい!そんな国民の声に応えるように、東京大神宮(当時は神宮奉賛会)が皇室の婚儀を参考にして民間での神前結婚式の様式を定め、翌1901年に模擬結婚式を開催、以降、神前結婚式が一般に広まり、定着しました。

時代は変わり戦前の結婚式。この頃の結婚は家同士の結婚であり、その準備も親がするものでした。戦後、高度経済成長期に結婚式場が次々とつくられ、ウェディングドレスへの憧れから「キリスト教式」が流行します。この頃には新郎新婦が結婚式の打合せに参加するようになりますが、打合せの相手は結婚式場の営業部の営業さんでした。

≫≫超激戦区、浜松市の式場選びは本当に大変!まずはじめに何をする?

ウェディングが商業化してきて、ウェディングプランナーという職業が出来たのはそのすぐ後からです。しかし、しばらくは今でいうオリジナリティ・お二人らしさという感覚はなく、決められた進行を誰もが同じように行うカタチでした。

それでも神前式を大正天皇が広めて下さったおかげで今の結婚式があるわけです。「令和婚」にしても、天皇家が結婚式というものに時折影響しているわけです。


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コーディネーター 髙木裕司
浜松市在住。

WISE WEDDING代表。「人がいてくれるだけで幸せ」というミニマムの考えから組み立てていく結婚式は派手さよりも人への感謝に重きを置きたいカップルの絶大な指示を得ている。2015年CTcreation‐EVENTS‐を設立。2019年には、WISE WEDDINGとしてリニューアルオープンした。

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