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リングピローとは?意外と知らない本当の意味と歴史。
アイテムスタッフブログブライダル豆知識演出 | 2019.11.16


結婚式の挙式で、結婚指輪交換の際に使われるリングピロー。可愛いものや美しいものが沢山あるリングピローですが、果たしてリングピローにはどのような意味があるかご存知でしょうか。

ということで今回はリングピローについてです。

リングピローとは?


リングピローとは結婚式当日の挙式で指輪交換を行う際に、新郎新婦の結婚指輪を置いておくために使われるアイテムのことです。クッションに指輪をつなぐリボンがついたものが広く知れ渡っていますが、クッションじゃなくても良いのが現在のリングピローです。

日本でも演出として取り入れられることも多いですが、欧米の結婚式では、リングベアラー(指輪を運ぶ小さな子供)がリングピローに乗せて入場します。

リングピローを子供から司祭が受け取り、司祭から差し出されたリングピローを新郎新婦が受け取り指輪交換を行うのが一般的な流れです。

結婚の誓いのあとに指輪交換を行うことは、長い歴史のある儀式なのです。挙式の大きな見せ場でシャッターチャンスでもあるため、近年の結婚式ではリングピローのデザインにこだわるプレ花嫁が増えていますが、リングピローには歴史や由来からデザインや大きさにまで意味があります。

歴史


リングピローの歴史は古代エジプトがはじまりと言われています。装飾を施した枕状のものに宝石を乗せ、結婚相手に贈っていました。この習慣は西欧に伝わり、貴重な品物を運ぶ際にクッション(ピロー)に乗せる習慣へ受け継がれ、 やがて庶民の結婚式に伝わって、宝石や指輪をピローに乗せて運ぶというスタイルが広がり定着しました。

デザインの意味


リングピローについている長いリボンは、「約束」を意味しています。
古代ヨーロッパでは、リボンや縄で一つに結ぶ行為は約束を意味し、結婚を象徴していました。 そのため、リングピローから伸びるリボンに結婚指輪を結ぶことは、新郎新婦の永遠の愛の誓いを込めて結ばれているのです。

リングピローの平均的な大きさ・サイズの意味


現在のリングピローは、両手にすっぽり収まる約15cm~20cm程度の大きさ。しかし、ひと昔前は今の倍以上あり、小さなクッションほどのサイズが一般的でした。

ピローの中身も上質な羽毛を使ったものが多かったようです。というのも、結婚式で使ったリングピローを二人の間に生まれた赤ちゃんのファーストピローにすると、子供が幸せに育つという伝承が西欧にあるため。リングピローの大きさにも意味が込められていました。

結婚式で使うアイテムが赤ちゃんに受け継がれていくなんてとても素敵ですよね!

WISE WEDDING
コーディネーター 髙木裕司
浜松市在住。

WISE WEDDING代表。「人がいてくれるだけで幸せ」というミニマムの考えから組み立てていく結婚式は派手さよりも人への感謝に重きを置きたいカップルの絶大な指示を得ている。認知症専門の介護士経験後、「色褪せる事のない感情でしか鮮明な記憶は残らない」と考え、2015年CTcreation‐EVENTS‐を設立。2019年には、費用が絶対に上がらないシステムを追加してWISE WEDDINGとしてリニューアルした。

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