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2019年の傾向は“ゲストとの時間の共有”。2020年は?
トレンドブライダル豆知識 | 2019.09.02

毎年変化する傾向。



今年は全国的に「ゲストとの時間を共有したい!」という傾向があった結婚式。結婚式ではなく会費制パーティーを選ぶカップルの中には、「結婚式は内容が忙し過ぎる!」という理由でウェディングパーティーのカタチを模索していた方もたくさんいらっしゃいました。

それでは2020年はどんな傾向になるのでしょうか?

すでに2020年の結婚式の準備が始まってきている時期ですので、何となく「こうなるんじゃないかな?」という予測が出てきております。

そこで今回は、私がウェディング業界の方々と話している中で感じた2020年の傾向について書いてみたいと思います。

なぜゲストとの共有だったのか?



この間、ウェディングの仲間と「なんでゲストとの時間の共有なんだろうね?」という話になりました。

ワイズウェディングでも半数は会費制ウェディングなので、特にゲストとの時間を楽しみたいという方が多いように感じていたところでした。

その時に話になったのが、今「インスタ映え」が死語になりつつあるという事。結婚式業界は、分かりやすくインスタ映えに影響された業界です。しかし、今年から特にインスタ映えを意識する新郎新婦は極端に減ったように思います。

聞くところによると、「インスタ映え=リア充」である為、映えさせないようにする「映え控え」とも言える現象が起きているようです。

「そういうことか!」

これで納得しました。結婚式って、こういう変化をしてきたんですよね。

自宅での祝言をしていた時代から、バブルで一気に豪華になって結婚式場がバババッと増えて、こんな私を見てー!!!っていうのが結婚式だという事になり、まぁいろいろあって最近までその余韻を残した結婚式をしているような状況でした。



一度豪華にしたものを、また庶民的に戻すというのはとても難しかったんです。でも最近、みんな一斉に気付いたんですよね。「結婚式って本当にそういうものなの?」って。

こうして世間で急激にいろいろな疑問が出てきたのは、「知らなかった時代から、知った上で選ぶ時代」へと変化したからだと言えると思います。まして今では、綺麗なものや素敵なものを一般の人が自由に発信出来るようになり、写真で残す素敵さというものに“飽き”すら感じている現代なのかもしれません。

このようないろんな要因から、「自分ではなく大切な人たちの為に。」という考えになってきたところがあると思います。

結婚式が原点回帰してきているんですよね。

実はこういったニュアンスのお話はお客様とお話をしていても出てくるものでして、憶測だけではなく実際に的を得ているところが多分にあるんです。

さて、こうしてゲストとの時間の共有が一番だと考えた2019年。

来年はどのように変化してくるのでしょうか?

≫≫ゲストとの時間を共有したい方はこちら

2020年の傾向は?



では具体的にはどう変わってくるのか?

卒花嫁様はもしかしたら経験してしまった方もいらっしゃるかもしれませんが、ゲストと時間を共有するために行った演出が不発だった…という話もあります。

「讃美歌をみんなが知っている曲にしたけど歌ってくれなかった」「ダンスパーティー風にしたけど誰も踊らなかった」とか、そんな感じです。

ゲストに楽しんでもらいたいという思いが先行し過ぎて、一か八かの「こうなったら楽しそう!」をやってしまう事があるんですよね。

例えばダンスで言うならば、ダンスをやっているゲストが半数以上いたとします。しかしダンスをやった事のないご友人にとっては入りづらい演出です。すると、いくらダンスをやっている人でも周りの空気を察して乗り切れません。(私もこういう時には踊れないタイプ…)

プランナーの方々もいくつかこういう場面に出くわした2019年だったと思います。

そこで2020年の予測はこうなってきます。

「ゲスト体験型が確立される。」

ダンスパーティーがやりたい場合にはラジオ体操などみんなが参加できるものから始めるとか、歌もパート分けをした音源をゲストに先に共有しておいて挙式が発表会のようになるとか…一緒に楽しんで頂くためには下準備が必要で、下準備には皆さんの協力が必要不可欠。

こうなってくると司会を選び抜き、進行を詳細に組み立てていくことになってきます。

これまで半ば自動で進んできた結婚式からは逸脱した本当のオリジナルウェディング(オリジナル進行のウェディング) が確立されると思います。

選ぶポイントが変わってきているのかもしれません。自分のドレスの費用を抑えてゲストに関わるところに費用をかけるという新郎新婦が増えてくるのが2020年なのかもしれません。

≫≫オリジナル進行のウェディングはこちら

二人きりでの結婚式も増える



また、逆にゲストを呼ばない結婚式ももっと増えていくような気がします。

すでに海外挙式やフォトウェディングが増加し、バウリニューアルも認知度が上がってきている事からもゲストを呼ばないスタイルのウェディングが増えてきています。ちなみにこのような結婚式はプロデュース会社で情報を聞くとおしえてくれます。

また少人数で一体となる結婚式も増えてきています。

現在結婚式は沢山呼ぶか、ほとんど呼ばないかという風に二分化しているところがあります。

これから結婚式を挙げるお二人にとっては、どんな形でもできるようになったことで選択肢が増え、より一層ウェディングが楽しいものとなってきていると感じて頂けたと思います。

先日も地域ごとに違う結婚式の文化についてお話をさせて頂きましたが、地域の文化も残ってほしいですし、こういう新しい結婚式もどんどん増えてくれたら嬉しい限りです。

≫≫地域で全く違う!~結婚式の文化編~



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コーディネーター 髙木

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